ROAD TO NOWHERE MAN 

香川県在住ユージーのブログ。 観光日記や映画・小説・音楽・ゲーム・飲食の感想や小ネタなど。

小説「爛れた闇」感想


「爛れた闇」 
(「爛れた闇の帝国」が文庫化により改題)
 飴村行 著

【あらすじ】
男は 気がついたらコンクリート製の部屋で
両手両足を手枷で固定された状態で立っていた。
日本兵であること以外は記憶がおぼろげであった。


【感想】
飴村行、初 非粘膜 作品。
なので趣も少し違います。
グロさ控えめです。
ホラー色のあるミステリ作品と言ったところか。

面白かったー!!傑作!!
面白さは粘膜シリーズと比べても「蜥蜴」「人間」の次くらいに行きそう。


「自分はどんな失態を犯した為に拷問されているのか」という、
戦時中の兵士の話と

母親の恋愛相手に困惑する
高校生の話(1989年)

交互に進むストーリー。
全く先が読めません!
(一部の展開はフラグがビンビンに立っている為予想できますが)

先が読めない&話が面白い&卓越した文章力&嫌~な展開
グイグイ引きこまれました。

最終的には
伏線が回収され
全ての謎が解けます!!ほぼ全て!
後半部分で「続き読むの明日でいいや」となる人はいないでしょう。


ラスト数行の後味も最高!
(この後味が 良いのか悪いのかは人それぞれ)

グロさは少ないが
腐った人格の人間がたくさん出てくる作品。
ある意味グロ描写。不快描写注意!

個人的には
もう少し続きがあって欲しかったかなー。









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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

  1. 2013/04/22(月) 03:16:14|
  2. 読書
  3. | コメント:0

小説の感想を簡潔に 2

「エンプティー・チェア」 ジェフリー・ディーヴァー 著
 テンポよし、先が読めない、どんでん返しあり。ミステリの教科書のような作品。ライムシリーズは傑作揃い。


「丸太町ルヴォワール」 円居挽 著
 (人気作品の上に、京都「丸太町」は最寄駅なので購入)若者の関西弁の不自然さと 妙などんでん返しの連続が鼻に付いた。ただ、ミステリとしては新境地かも。そこは好感が持てた。


「閉店時間」 ジャック・ケッチャム 著
 不条理・理不尽の応酬。後味悪い(そういう作風だから)。「川を渡って」はかっこいい!映像で観たい。


「襲撃者の夜」 ジャック・ケッチャム 著
 残虐作品「オフシーズン」の続編。丸くなった感じ。これはこれで面白かった。(映画も観たが映画はクソだった)












テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012/12/17(月) 03:35:53|
  2. 読書
  3. | コメント:0

小説「絶望ノート」感想


「絶望ノート」 歌野晶午 著


【あらすじ】
中学二年生の太刀川は
自身が日々受ける過酷ないじめの内容を
「絶望ノート」と題した日記に綴っていた。


【感想】
歌野晶午といえば「葉桜~」(騙される事で有名な作品)。
「葉桜の人」と言っても通じるくらい。

「もう「葉桜」みたいな手には乗らないぞ」と思いながら読みました。
どこかに叙述があるだろうと。

結果。まあまあ騙されました。
ヒントは多いですね。途中で気がつく人は多いかと。

衝撃度は「葉桜」よりは低いですが
個人的には今作の方がずっと面白かったです。終わり方がいい。

読みやすさ
★★★★☆
長い作品(600ページ以上)ですが一気に読めます。
ただ、いじめのシーンが多いので注意。不快。
作中、ジョン・レノンネタ満載です。
ビートルズ/レノンファンは楽しく読める箇所だが
知らない(興味が無い)人はきついかもしれません。



惜しいと感じた点を白字で。(ネタバレ注意)



鯰田という人物は意味があったのか?もっと絡んでほしかった。
「「オイネプギプト」並び方を変えたらある言葉に」だったら面白かった。
「いじめなどなかった」というネタバレなのに完全にいじめられている出来事(動画隠し撮りされてアップロード)がある。







テーマ:現代小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012/09/28(金) 14:23:37|
  2. 読書
  3. | コメント:0
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