ROAD TO NOWHERE MAN 

香川県在住ユージーのブログ。 観光日記や映画・小説・音楽・ゲーム・飲食の感想や小ネタなど。

小説 「悪の教典」感想


「悪の教典」 貴志祐介 著

【あらすじ】
高校教師である蓮実は、
担任しているクラスの問題児の事、他の教諭との関係、住まいでのカラスの鳴き声など、
様々な問題を抱え込んでいた。


【感想】
俺が最も好きな小説家、
貴志祐介氏 による
現代社会(高校)が舞台のサイコスリラー(ホラー?)。

貴志祐介氏の作品は、ホラー(グロ)路線が
やはり完成度高いと思うし
個人的にはそれがハマったきっかけでもあります。
今作、かなり期待して読みました。


読みやすさ
★★★★★

読みやすさ、引き込まれ度 MAX!!
登場人物は多いですが(生徒)、ある程度ナナメ読みしても大丈夫です。
ボリューム満点ですが一晩で読み終える人は多いでしょう。



肝心のストーリー展開ですが…

上巻はほぼ文句無し!
蓮実が在籍している高校の実態(酷い話)が
徐々に明らかになっていきます。
上巻の終盤で蓮実のライバル(となるであろう人)も出現し(発覚し)、
物語はその路線でヒートアップしていくのかと思いきや…

下巻は、
斜め上の展開を見せます。
そう来たか(そんなことするんか)と。
はっきり言って無茶苦茶です。
先が気になる(読ませる)から一気に読破しましたが
展開は無茶苦茶です。
「書きながらストーリー考えて、最後らへん焦って完成させた作品」なのかなー?
っと推測してしまいます。


「あの布石は何だったのか?」
「あれをあの展開に持っていったんだからもっと生かせば良かったのに」
「さすがにそれは無理があるだろ」
など、惜しい部分(練っていない部分)が目立ちます。結果論ですが。
良い風に言うと、
読者の期待を裏切る、先が読めない作品です。


【余談1】
英語や洋楽ロックが分かる人は
ニンマリするシーンが多い作品です。
英会話の言い回しやバンド名が色々出てきます。


【余談2】
作中でも出てくる、
EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)の
「悪の教典#9」(Karn Evil 9)は、(超名盤「Brain Salad Surgery」収録)
人生の友 と言える大好きな曲です。
20年くらい聴いていますが全く色褪せることがありません。









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テーマ:現代小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2012/09/14(金) 22:33:26|
  2. 読書
  3. | コメント:0

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